2015.1/16(金曜日)MS感想

テーマ「ふるさとへ帰りたい~無知からの偏見・差別~」

講師:徳島県ハンセン病支援協会 会長 十川勝幸


富士研に参加なさった松浦さまは、規則正しい生活の大切さを学んで来られました。普段の生活で、身の回りのお世話をしてくださる母親や妻の有り難みを、しみじみ感じたそうです。平日は仕事だけで、家庭のことは妻に丸投げだったことを反省し、3つの実践目標を持って、規則正しい生活を続けることを誓いました。
  十川さまのお話は、ハンセン病の正しい知識を広めて、差別をなくすという熱い思いにあふれていました。ライ病防止法の法律によって患者さんは隔離され、死んでも故郷には帰れないこと。隔離された場所では、男女別室ですが、約20畳の部屋に入れられ、生活スペースに畳一畳しか与えられず、集団生活を余儀なくさせられていたこと。結婚しても子どもを望むことは許されず、夜は女性の部屋に通って、女性の畳一畳のスペースに二人で寝るため、夫婦の数で、一部屋に30名以上が寝ることもあること。
  とても人間の生活とは思えない生活をさせられていた話に、フロアーの人から驚いた雰囲気が伝わって来ました。
  今日だけでは語り尽くせず、3月に続きがありますので、次回も聞かせていただきます。

≪感想:網千代美≫


私自身、ハンセン病のことを知っていた訳ではないのですが、治る病気を不治の病と思い、差別していたことなど、しっかりとした情報を得ることが出来ていればそのようなことはおこらなかったと思ってしまいました。当時は正しい情報を得る方法が今よりかは少なかったのかもしれません。現在インターネット社会となりいろいろな情報を得やすくはなりましたが、正しい情報、間違っている情報をしっかり判断しないといけないのは今も昔も変わらないのでは。

≪感想:池田卓弥≫


倫理塾生の松浦さんの富士研での研修報告は、毎日規則正しく生活する大切さ等を学び一廻り大きく成長したと思います。今後に期待しております。十川様のボランティア活動以上のハンセン病に対する取組みで同じ人間であるという事、偏見について特に感じさせられました。今後も元気でご活躍されますように。本日はありがとうございました。

≪会長一言:米田 均≫