2015.7/31(金曜日)MS感想

テーマ「ふるさとの民話から学ぶ―讃岐和三盆糖由来と四国遍路の功績―」

講師:文化創造集団「まほろば工房」 代表 木村暁光 


まずは、二通りに見える絵を見ました。どちらが見えるかは人それぞれでした。一度見えたらどちらも見えるようになりました。この経験から、自分の見ている世界は他の人と同じとは限らず、偏っていることを知っておかなくてはならないと感じました。
  本題は、今は讃岐3白の一つで有名な砂糖が讃岐に来た経緯です。讃岐で砂糖が作られるようになるまでは、生産復興の功労者・向山周慶の長い年月をかけた苦労があってこそだと言うことが分かりました。信念を持って行動していたら、協力者に出会うし、道は拓けます!!しかし、道を拓くのは並大抵の努力ではないのです。
  周慶さんの暖かい人柄と行動が、薩摩藩から禁じられている砂糖の作り方を教えてもらえたり、苗をもらえたりしたのだと聞いて、人のために夢中で行動したら、人の心を動かせるのだと感じました!
  今は当たり前に手に入る和三盆ですが、讃岐に来た経緯や苦労をお聞きしたので、これからはありがたくいただくことにします!  木村さま、貴重なお話をありがとうございましたm(__)m

≪感想:網千代美≫


 恥ずかしいながら、三盆糖と向山周慶も聞いたことがありましたが、まさか香川県のそれも自分の近所の歴史だとは知りませんでした。向山周慶の困っている人を助けることにより運命的な出会いがあって偉業をなすことは、私にとって憧れの生き方です。盲目の人達が象を撫でるお話は、物事を様々な視点で観ていくことの重要性を再認識させられた次第です。今回は三盆糖のお話でしたが、木村様のお話を聞いて『香川県って凄い!』と感じました。私ももっと香川の歴史を色々な角度で勉強し、今後、広い視点を持って地域の為に頑張っていこうと思います。本日はありがとうございました。

≪感想:石原明浩≫


三盆糖の由来、200年程前から生産が始まり、今でも特産品として有名です。主に香川県や徳島県などの四国東部で伝統的に生産されている砂糖としては最も高価な部類に入るそうです。
高松藩が特産物創生と財源確保を目的として栽培を始めました。藩主・松平頼恭が、平賀源内を起用し、医師の向山周慶に製糖技術を学ばせ白糖の製造を可能にしました。
しかしその過程で京都遊学中に薩摩の人と交際を深め,また四国巡礼時、病にかかった薩摩の人関良助を助け,彼らの援助によって砂糖製造が可能になった。これにより塩・綿と並ぶ讃岐三白の一つである讃岐和三盆糖の製造技術が確立し現在も香川県の名産品の一つとなっています。

≪感想:砂川昌幸≫


入門編 その1、者の見方を考えてみる。いろんな角度からものを見ると凄いですね。いろんなものに見えてくる。これって人にも通用するかも?讃岐三白の砂糖の歴史について話され、特に白鳥に生まれた向山周慶の力で三盆糖といわれる東讃地区を代表するものまで作りあげた。まだまだ深いお話がありそうです。今日はありがとうございました。

≪会長一言:米田 均≫