2018.3/30(金曜日)MS感想

テーマ    :        『 山口県宇部市での町おこし体験談 』
講話者    :        さぬきキムラ企画代表 代表 木村 城郎 様

 

『講話を拝聴して』
今回は、300社の異業種企業と 「県と市」がタイアップし 「町おこし」を成功させたと言う内容のご講話でした。
「町おこし」で、地域の文化や経済を活性化させる事が目的です。
 特産の 「ワタリガニ」のブランド化を進め、住民をいかに 巻き込んで盛り上げるか、、、これがキーワードになったそうです。 「カニ」が起爆剤となり、町の方向性も変化したそうです。
町おこし、、、一過性に留まらず、定着を図る事が大切だと思いました。

≪感想:山本 みか≫

 

 

 戦争中に大阪から香川県の富田へ疎開され、紫雲中学校ー高松商業高校ー関西大学へ進学された後、昭和35年 科研製薬株式会社へ入社されました。製薬メーカー入社時は周りは皆理系出身で文系出身だった木村さんは「これでご飯を食べていかなければ・・」とう思いで必死に勉強されたそうです。
 営業としてフィールドに出るには80点以上で試験に合格しなければならず、合格されるまでは内勤を経験されていたそうです。人命をつかさどる薬の営業に大変やりがいを感じ、取り組まれていたそうです。もちまえの人柄でドクターとの信頼関係も構築し、みるみる出世されたそうです。
 その後、宇部記念病院への異動やライオンズクラブ入会での出会いなどを経て、町おこしのイベント部会長に就任し、水産課からワタリガニのブランド化の依頼を受け、ワタリガニの名前を公募したり、ジャンボ鍋にてワタリガニ鍋を2000食作り、販売したりと町おこしにご尽力されました。

≪感想:野崎 雄資≫

 

 

木村様の半生を振り返りながら、宇部市で携わった観光振興について、お話を伺いました。
当時、宇部でたくさんとれたワタリガニの名称を公募し、「月待ちガニ」としてブランド化。カニのジャンボ鍋や稚ガニ放流祭などカニにまつわるイベントを次々と立案。
木村様が楽しんでイベントを企画立案され、イベントの参加者が視覚や味覚等を通じて、その楽しさを共有していくさまが伺えました。
 既存のモノや仕組みを活用して、人を巻き込む流れを作ることは、17カ条の「運命自招」「万物生々」にもつながる考え方だと感じました。

≪感想:小野 嘉之≫

 


 にこやか・穏やかなご表情で、とても戦前のお生まれとは思えない、若々しいお見かけとお話しぶりに脱帽です!
 倫理の魅力の一つとして、ご講話を通じてその方の人生を疑似体験できる事がありますが、木村様のお話でも戦前戦中のご苦労や、稀有な出逢いの素晴らしさを感じられました。
 お父様のご商売の関係もあり製薬会社に入社され、営業先の先生との出逢いにより、山口県の病院の事務局長にご就任、運営にあたり様々な会等にお顔を出す中で更に出逢いがあり、気付けば観光コンベンション協会のイベント部会長に…。全く、人生何があるか分かりませんね(笑)。地元で水揚げされるワタリガニをお祭りの目玉とする万策を尽くされ、見事地域おこしに貢献されたそうです。人と人との繋がりを大切にする、徹底してやる…町おこしも倫理の学びに通ずる部分が沢山あるな、と感じました。貴重なお話を有難うございました!
 さて、早いもので4月に突入です。「春うらら エイと朝起き セミナーへ」…ご来場を心よりお待ちしております! 
≪会長より一言:川西弘城≫